本線を走るD51は車庫にしまって、火は落とし
ません。
翌日にすぐに走れるように一晩中火を焚き蒸
気圧力を一定に保つようにしています。
夜には火の番をする人がいてその人の仕事
の名前を「ほか番」とかいってました。
大日方さんの話では、その仕事は一見楽そう
ですが・・・実は、熟練のされた業が必要だそう
で現役引退まじかな人とか、年配者がその任に
当たる事が多かったそうです。
車庫に入っている何十台にものぼる蒸気機関
車の火の番をするのですから、一目見て釜の
状態を把握して過不足なく適度に石炭をくべる
作業は思っているほど簡単ではないのでしょう
ね。
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